兵食。
ぱっと見て「不味そうな食事」って感が半端ない単語です。
実際に私が所属している基地の9割が食事をするレークガーデン(兵達はA食堂と言う)はくそ不味いし、不味く調理するしかない環境でもあります。(基本的に2千人は食事するから)
私も普段はこのA食堂で食事してますが、今日だけは「ラインの内側」で勤務することになり、伝説の「ライン内の食堂」であるB食堂の食事を体験することが出来ました。

*「ライン」:空軍用語で滑走路とその周りを「ライン」と言い、憲兵によって厳しく統制され、入る度、自分のPASSを憲兵が持ってる端末にタッチし、ラインの内側に入れる権限を持ってるかを確認させないと入らないとこ。

基本的にラインの内側には仕事場は沢山ありますが、基本的に兵達は生活官というラインの外側で生活しているし、ラインの内側が広いとは言え、外側で働いてる人の数が絶対的に多いので、ラインの内側にあるB食堂は多くても3~400人分の食事を、しかも昼飯だけでいいってことになり、朝、昼、夕食の各2~3千人分の食事を作るA食堂に比べないほど美味しい食事を作ることが出来ます。

それに、B食堂にはすごく優しい、綺麗な女の軍曹さんがいるからかB食堂を利用する兵達は毎日B食堂に行くことを楽しみにしている模様でした。


私もそれを楽しみにしながらB食堂に行ってみました。
B食堂は噂通りA食堂に比べて小さく、なんか美味しい匂いがする食堂で、私はワクワクしながら並んで食板におかずを配って貰いに行きました....がその瞬間、私の平凡な日常を砕く事件が起きました。
私の前にいた人が何故かいきなり立ち止まり、それにぶつかって先に食板に貰った味噌汁を零しそうにり、イラっとして前の人の顔を見ましたが、前の人の顔は私が「えっ、どうしよう...俺のせいで怒ったのか?俺悪くないけど...誤ったほうがいいかな?」 と思っちゃうくらいに真っ赤く、超イライラしてることに気づき、黙っていたほうがいいと判断、大人しく我慢して状況を見ました。

幸い、彼は私のせいではなくて他人からみて、凄くくだらないことで怒ってるようでした。

FAST PIC

彼「ここ(A)じゃなくてここ(B)に乗せてくれって言っただろう!」
配膳係「いや、
食板に乗せた後で言ったでしょう。」
彼「
ふじゃけんなよ。乗せる前に言ったじゃん 。」
配膳係「はっ、なに、じゃあ今移してあげます?」
彼「あーあん?もう乗せたじゃん。冗談にも程がある。」

の流れの会話が続き、真っ後ろに立っていた私を含めた食堂でその会話を聞いていた人達はクスクスし始めました。

人A「喧嘩か?」
人B「何々?何で喧嘩してんの?」
人C「
食板のここにおかず乗せてくれと言ったのに他のところに乗せたって」

それにも関わらず、二人は声を上げて同じ会話を繰り返し結局、絶対出ないことで有名だったB食堂の管理者(管理者と書いてラスボスと読む)、曹長が出て来ることになりました。

曹長「なにごとだ!!!!!!」
彼「いや!こいつがおかずをここに乗せたんですよ!」
曹長「ウチの子がそうするわけない!!!!ウチの子はここに乗せてくれと言ったらそこに乗せる子だ!」

思わず吹いてしまい、あ、やべー、真面目に怒ってるのに怒られちゃうかもと思ったんですが、食堂の皆がどっかのCMのように食事を吹き、そのおかげで無事に食事を終わらせて、今日記を書くことが出来て嬉しいなー